水際喫茶室|お魚・エビに一喜一憂

チェッカーボード

インフゾリア

インフゾリア培養ビン

 インフゾリアとは、今は使われていない分類名「浸滴虫類/infusorian」の事。アクアリウムの世界では、ゾウリムシ・ラッパムシといったミジンコよりも小さい微生物の総称のような意味で使われているようです。ブリーディング時、ブラインシュリンプ幼生を食べられないような小さな稚魚の餌として重要で、ネット上にもインフゾリアの様々な培養法や体験談があります。
 私も最初はお世話になった方に種水を頂いて培養していたのですが、その後必要な時だけ一から培養するようになりました。やり方は、基本的に「水槽の飼育水をジャムの空き瓶に採り、牛乳を少量入れて明るいところに静置」です。インフゾリアの培養は臭いと言われますが、うちでは牛乳の量がかなり控えめ(※)なせいか、臭いを意識した事はありません。その代わり、ネット上で紹介されている他のやり方よりも、インフゾリアの立ち上がりが遅いかもしれません。親魚の産卵が濃厚になったら、念のために早めに培養し始める感じでやっています。
※小さいジャムのビンに対して牛乳1滴未満。飼育水は、ジャムビンの向こう側がうっすら見える程度に白く濁ります。牛乳は毎日追加するのではなくて、水が透明になってきた頃追加。水が減ったら飼育水を足す。脱脂粉乳があるなら、そちらの方が量は調節しやすいと思います。

ページ先頭へ戻る

インフゾリア拡大

 培養開始から数日経つ頃には「白いもやもや」が出来、更に数日経過で「うごめく白い粒粒」が殖えてきます。肉眼でも十分確認できます(写真右)。
 今回この白い粒粒を顕微鏡で見てみたら、ゾウリムシやミドリムシのようでした。ゾウリムシはバクテリアを餌にするので、ビンの中では牛乳を餌にバクテリアが殖え、それを餌にゾウリムシが殖えているのだと思います。また、培養ビンの中には、ゾウリムシより小さな微生物やケンミジンコ等もいるようでした。
 ゾウリムシは走光性があるので、白い粒粒が特に集まっている辺りをピペットで採って稚魚に与えています。見慣れれば、普通の水槽の中にいるゾウリムシも肉眼で見つける事が出来ます。

ページ先頭へ戻る

2010年4月4日公開

Copyright (C) 2001-2011 水際喫茶室. All Rights Reserved.