水際喫茶室|お魚・エビに一喜一憂

チェッカーボード

レッドラムズホーン

レッドラム

 赤い2センチくらいまで育つ綺麗な巻貝さん。インドヒラマキガイの色彩変異だそうです。赤いのはヘモグロビンだそうですが、もしや色が薄い子は貧血ですか?(爆) 普通はインドヒラマキガイ(黒)の中の赤いやつをレッドラムズホーンと呼んでいるケースがほとんどなのですが、ちょっと前に、黒いのを「レッドラムズホーン」、赤いのを「アルビノレッドラムズホーン」と呼んでいるお店もあったので、通販の時には要注意です。
 糞はろ過バクテリアの良い住処になるらしく、かなり大量の糞をちょっとやそっと放っておいても水質は悪化しません。見目を損なうと嫌う方もいらっしゃいますが、見事な水質センサーになったり、働き者の掃除屋さんになったりと便利な一面も持っています。・・・というわけで、繁殖大作戦だの色揚げ大作戦だのを展開してみました。あまり、学術的な実験ではありませんが、ご参考にどうぞ。

ページ先頭へ戻る

繁殖大作戦・その1「魚と同居は控えましょう」

 レッドラムズホーンは、他の巻貝に比べてとても貝殻が柔らかいそうで、大きい1.5センチ超のものは別として、稚貝は大抵のお魚に食べられてしまいます。グッピーやベタ等は、普通よく目にするスネール(モノアラガイ・サカマキガイ等)を食べませんが、同じつもりでレッドラムの稚貝を同居させると「ぱくん!」とやられます。うちのベタは5ミリサイズのレッドラムを簡単に襲って食べていました(現場を見てしまいました・・・)。他にも稚貝を食べるお魚は居そうです。また、オトシンやプレコはレッドラムの卵を食べてしまいますので、レッドラムを殖やしたければ混泳は避けましょう。どうしても魚と混泳させたければ、繁殖用プラケを設置し、1〜2センチに育ったところでお魚の水槽に入れるといいかんじです(ヒーターは必要ありません)。当然ですが、巻貝を食べるフグや、つっついてしまうローチとは、大きく育った貝でも一緒にしてはいけません。いちいち隔離等面倒なことはしたくないけど殖やしたい・そして何かと混泳させたい、と言う場合はヌマエビ類がお勧めです。我が家でもレッドチェリーシュリンプと同居して爆殖してました。(ヌマエビは巻貝の卵は食べないようです)

ページ先頭へ戻る

繁殖大作戦・その2「餌はてんこもり」ぐらいの気持ちで

群がってます

 レッドラムは大食漢で、大抵何でもよく食べますし、元気に沢山餌を食べてる貝は沢山卵も産みます(雌雄同体ですので、2匹いれば産卵OK)。飼っているお宅によって、何が好きか微妙に違ったりもしますが、どこにいってもアカムシは大好きです。レッドラムに生餌なんて面倒くさいって方は、熱帯魚用のフレークの余りでも十分です。水草が殖えすぎて困っている人はためしに与えてみてもいいでしょう。剪定した余分な葉っぱ等でOKです。管理人宅ではウィステリア、ハイグロ・ロザエネルヴィス、バルテリー(!)等を食べました(剪定した葉っぱじゃないですよ・・・)。うちでは食べなかったのですが、フルイタンスやミクロソリウムを食べるという話も聞きます。今まで食べなかった水草でも、痛んできた葉は突然食べられたり。水草を与えるのはちょっと・・・という方は、お野菜でもOKです。お手軽でお勧めなのはキャベツの芯だとか。他にもレタス、ゆでたチンゲンサイが好きだというお話もあります。クレソン、ほうれん草もいいのかも、と聞きましたが、これはまだ試したことがありません。餌を大量に入れた場合、当然水の汚れも早くなります。レッドラムが皆んな水面近くまで壁を登ってきたら、水が汚れている合図です。早めに水換えして下さい。

ページ先頭へ戻る

色揚げ大作戦・その1「カルシウム補給」

ちょっと白

 貝殻の主成分はカルシウムです。巻貝は、カルシウム不足になると綺麗な貝殻が作れません。また、弱酸性の飼育水で長い間飼育すると、貝殻が溶けてきて結局綺麗な色形を維持できないようです。(←注意:生息地は弱酸性の水質のようなので、別の条件が利いているようです) 調子が悪くなると左の写真のように殻の一部が白い個体が出てきます。進行すると殻全体が白くなります。・・・ということで、カルシウム補給で硬度を上げよう大作戦として、サンゴ砂やアサリやシジミの貝殻・煮干等を入れたりしておく方法をとっておられる方が多いようです。管理人宅では、マメに餌やり・水変えした水槽の個体は、アサリやシジミの殻を入れずとも結構綺麗に育ちますので、実際のところはよくわかりません。ただ、色んなものを食べる事は、食生活の幅が広がっていいのかも、と、勝手に推測。塩をいれるのも効果があるそうですが、これも謎です。

ページ先頭へ戻る

色揚げ大作戦・その2「赤」

バケツに飼ってました

この辺りは餌の問題や、選別作業も関わってきそうなんですが、「どうやってもこれ以上赤くならない」とお嘆きの貴方に送る、最後の手段。「赤が綺麗に見えるライトの力を借りる」。実際、これの効力を見た時には目からウロコ。赤が映えるランプ自体は各社色々出ていますので、自分が手に入れやすいものから試してみるといいかと。まだ自宅で試してないので、ライトの性能比較とか出来なくてすみません。いや、本当にもう、あの赤はヘモグロビンだと聞いて、ホウレンソウ食べさせてみたりした方もいらっしゃるんですけど、効果の程がよくわからないという・・・。
 実際、飼っていて思いますが、赤の個体ばかり飼っていても、状態に関わらず決まって赤が薄かったり濃かったりする個体や、茶色を帯びてくる個体、あまつさえ黒い個体も生れたりするので、本来の黒を発現するにしても、沢山の遺伝子が働いていた結果の色なのだと思います。鮮やかな赤の貝を得るためには、選別作業が必要かもしれません。 ちなみに、うちはサボってたら、皆一様に写真のオレンジでした。
 近親交配が続いてるのももしかしてまずいのかも?というわけで、仲間内で一部個体をトレードして様子を見たりしましたが、ビーシュリンプ等と同じく赤が薄い個体と黒の間に稚貝が生まれた時、赤味が増した気がする・・・みたいなことはありました。

ページ先頭へ戻る

ご注意/謝辞

 レッドラムズホーン(インドヒラマキガイ)は、低温に強く、あっさり日本に帰化します。川や池等には絶対に放流しないで下さい!!

この記事を書くに当たっては、次の方々に情報提供して頂きました。
kinoさん、Nekoさん、yoshinoさん、猫丸さん、ありがとうございました。

ページ先頭へ戻る

2005年12月再編、2008年4月加筆修正、2010年5月再編

Copyright (C) 2001-2011 水際喫茶室. All Rights Reserved.